リアリティ・トランサーフィン第2章翻訳(2)|振り子

暗い背景に静止した古めかしい振り子が無数にぶら下がっている神秘的なイラスト

みなさんこんにちは、Ayakaです。

今回は、振り子の影響を受けずに過ごすための実践的なテクニックをいくつかご紹介します。具体的な例を挙げながら分かりやすく要約しましたので、日常生活でぜひ役立ててみてください。


第2章 エネルギーの振り子  第5節『振り子を打ち破る』-概要

振り子は、同じ思考を持つ人々のエネルギーによって形成される情報構造で、そのエネルギーを使って信奉者を自分の周波数に引き込もうとします。

破壊的な振り子は、人間の感情を利用して、本来望んでいない目標を押し付けることがあります。

振り子から解放されるためには、その影響を避けるのではなく、無視することが重要です。問題に直面しても、感情に引きずられず、冷静に対応することで解決策が見えてくるでしょう。

ゼランド氏は、振り子の影響を最小限に抑えるための実践的なアプローチとして、次のような方法を紹介しています。

『上司に対して「自分の方が仕事をうまくできる」と主張したり、仕事を拒否するのは避けるべきである。代わりに、仕事を効率的に進める方法や他の社員が適任であるかどうかについて助言を求める方が、柔軟な対応となる。

このようにすることで、振り子に巻き込まれず、観察者として振り子に対応することができる。結果として、上司の注意が自分から他の社員や別の解決策に移り、振り子を打ち破ることができる。』(出典:VADIM ZELAND『REALITY TRANSURFING StepsⅠ-Ⅴ』)

つまり上司の注意が他の社員や別の解決策に移ることで、自分は難を逃れることができるのです。

このエピソードは、どこか子供じみていて、思わずクスッと笑ってしまいますが、振り子に対処するための柔軟なアプローチとしてとても示唆に富んでいます。


第6節『振り子を止める』-概要

振り子を無視したり逃げたりできない場合、予想外の行動をとることで振り子の揺れを止めることができます。意外な反応をすることで、振り子との周波数が合わなくなり、その影響が弱まります。

ただし、相手が非常に危険で何も失うものがない場合は、無理に対抗しない方が安全です。たとえば、強盗に遭遇したときは、抵抗するよりも素直にお金を渡す方が賢明です。

振り子の揺れを和らげるためには、ユーモアや想像力を使うことも効果的です。嫌な状況を面白く捉え直すことで、ストレスを軽減し、振り子が引き出すエネルギーを減らすことができます。

また、ネガティブな感情に反応する代わりに、ポジティブな感情に置き換えることが大切です。これにより、振り子の影響を受けにくくなり、挑発に対する耐性が高まります。

ゼランド氏は、実践的なテクニックとして次のような方法を提案しています。

『上司が怒鳴っている場合、その背後には疲労や家庭の問題、不安があるかもしれない。このようなときは、上司がリラックスしている様子を想像することが効果的だ。心の安らぎが必要なら、快適な場所で休んでいる姿を思い浮かべる。

プレッシャーにより自信を失っている場合は、スキーやスポーツカーを楽しんでいる姿をイメージすることで、自信が満たされる様子を描くのだ。この方法は、問題を表面的に解決するのではなく、エネルギーのレベルで解決することを目的とする。』(出典:VADIM ZELAND『REALITY TRANSURFING StepsⅠ-Ⅴ』)


第7節『複雑な問題に対するシンプルな解決策』-概要

複雑な問題にはシンプルな解決策が必ず存在します。振り子は、問題を複雑に見せることでエネルギーを吸収しようとしますが、問題にとらわれると視野が狭くなり、解決策が見えにくくなります。

振り子の影響を避けるためには、問題を大きな障害としてではなく、人生の体験の一部と捉えることが大切です。

困難な状況に直面したときは、当初のネガティブな反応を、ポジティブな視点に切り替えるよう意識しましょう。

不安や恐れを手放し、リラックスして「解決策はすでに存在している」と信じることで、潜在意識が情報場から直感的に解決策を引き出すのを助けます。

初めは難しいかもしれませんが、心を落ち着けて問題に取り組むことで、自然と解決策が見つかることが多いのです。

この練習を繰り返して習慣化することで、振り子の影響から解放され、問題解決の能力がさらに向上します


第8節『宙ぶらりんの状態』-概要

破壊的な振り子の影響から解放されると、新たな自由が得られますが、目標を見失うと「宙ぶらりん」の状態に陥ることがあります。

以前の悩みや心配事が減る一方で、新しい目標や欲望が見つからず、何に対してもモチベーションを保てなくなってしまうのです。

人間の環境は振り子の影響で成り立っているため、これらから離れると孤立感や空虚さを感じることがあります。人は何かを目指すことで充実感を得るため、目標を失うと心の空洞を感じるのです。

ゼランド氏は、振り子の影響を受けるのではなく、自分の目的に合わせて意識的に振り子を活用することが大切であると述べています。

トランサーフィンの技術は、そのための具体的なツールを提供します。振り子から完全に自由になる必要はなく、むしろ振り子を活用することで、夢を現実にする力を得られるとされています。

本当の自由とは、他人の振り子から解放されることです。しかし、自分にとって有益な振り子を意識的に利用することで、夢の実現に向けた道筋を描くことも可能だと説明されています。


次回予告

次回からは第3章『幸運の波』が始まります。人生のポジティブな流れに乗り、望む結果をどのように引き寄せるかについて解説していきます。ぜひお楽しみに!

À plus, dans l’bus!

前の記事へ→リアリティ・トランサーフィン第2章翻訳(1)|振り子とは何か?エネルギー構造の解説
トランサーフィンに関する他の記事もお読みいただけます。こちらのカテゴリーからご覧ください。